第四章 偶然と運命
利他は偶然への認識によって生まれる
利他という現象はこの現在の行為が受け手によって利他として意味付けられた未来において起動する。偶然、必然と同じ構造。
では結局、利他とは何かと問われた時にまだ言語化できないこともあるが、見返りを求める利己的な行為は利他ではない。
「ふいに。思いがけず」動いてしまう行動。それがのちに意味ある行動として位置づけられたときに利他となる。
ごりごりゴリラ